








**「夜明け前の約束」**
自転車を押して歩く 真夜中の帰り道
コンビニの灯りに ふざけた顔が浮かんだ
「ずっと変わらないよ」って言ったくせに
あれから何度も 季節は通り過ぎて
汗ばむシャツ 缶チューハイの味
照らす街灯 くだらない話
あと少しで朝が来ることなんて
気にしないふりして 笑ってた
夜が終わる前に 名前を呼んでくれ
忘れないように 確かめたくて
「変わらないでいよう」って 握った手のぬくもり
永遠なんてさ 信じていたんだ 本気で
駅前のベンチで 夜風に背中を押された
「もう帰らなきゃね」って でも立ち上がれなくて
大人になるってさ 思ってたよりずっと
言い訳がうまくなるだけだったよ
くだらない夢 バカみたいな未来
本気だったんだ 全部まっすぐだった
遠回りしてでも 同じ景色にたどり着くって
信じてた あの頃の僕ら
この夜が終わっても ここに残るもの
たとえ言葉にできなくても 心に刻まれた
繰り返す日々に 埋もれても消えない
あの瞬間(とき)を 僕は忘れない
君といた 夜明け前の約束
…「またいつか」って 言える気がしたんだ
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