川辺に咲いたことばたち(Folk)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/6/30 20:25
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**「川辺に咲いたことばたち」**
新緑の影 小道の先で
君の名前を つぶやいてみた
手すりの古い橋の上から
川のせせらぎが 返事をくれた
あのとき君が 見つめていた空
少しだけ 泣きそうだったね
何も聞かずに ただ隣にいて
その沈黙だけが 優しかった
日差しに照らされた 川辺の草が
そよぐたびに 記憶が揺れる
ふたり座った 丸太の上で
僕はまだ 何も言えなかった
離れてゆくこと わかっていたのに
君の瞳に 嘘がなかったから
「また会えるよ」って 言わなかったね
それが最後と どこかで知ってた
ああ 舟をこいで 時を越えて
まだここに 君の声がある
きっとどこかで 同じ風の中
君も今 空を見ているのかな
山影が長く伸びる頃には
空気が少し ひんやりして
手紙を書くような気持ちで
今 君を思い出してる
誰にも言わずに 隠してたこと
君だけには 見透かされてた
黙ってうなずく その横顔が
僕の「ただいま」だったんだ
もし君が もう誰かの光で
その笑顔が 他の空に咲いてても
僕はこの場所で 願い続ける
「君でよかった」って 今でも思ってる
ああ 舟をこいで 季節を越え
僕の胸に 君が咲いている
振り返るたび 風がそっと
「それでいい」と ささやくようだ
川の音だけが 知っている
君が僕に 残していったもの
初夏の川辺を舞台に、かつての恋人との思い出を静かにたどる歌。せせらぎや木々の揺れる音が心の奥に眠る記憶を呼び起こし、語り手は別れ際の沈黙や言葉にできなかった想いに向き合う。風景描写が感情の揺れと重なり、優しいメロディとともに淡く切ない情景が浮かぶ。再会を求めるのではなく、共に過ごした時間が今も心に息づいていることを受け入れ、歩み続ける決意がにじむ。過去を懐かしみながらも、前を向く静かな祈りのような一曲。 ...
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