
見つめてた背中(Blues)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/6/6 18:55
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**「見つめてた背中」**
ねえ 笑ってたわたし きっと嘘だったの
グラス越しのあなたの目が 遠くを見てた
氷が溶ける音だけ 心に響いて
「もう遅いね」と 誰より先に わかっていたの
ピアノが切なく鳴るたび
あの日のキスが蘇る
あなたの背中 見つめてた
離れていく その気配でさえ
泣くよりも苦しい 愛してた証(あかし)
奪われてく想いに 抵抗もできず
もし最後の一言が 嘘でも構わない
名前を呼んで せめて声で抱きしめて
煙草の匂いと ジャケットの袖の匂い
夜の終わりの気配が ただ肌に滲む
ひとつの嘘もなかった それでも終わるなら
せめて夢の中では また恋させて
振り返る影 求めた
けれど見えたのは静けさ
心だけが声を出す
「行かないで」と叫んでたのに
忘れたいわけじゃない 忘れられないだけ
あなたの痛みさえも 感じてたから
きっと誰かを愛しても 違う涙が出る
あなたがいた この胸の奥で
この歌は、愛する人との別れを目前にした女性の心情を描いています。過去のぬくもりや言葉がまだ胸に残る中、恋の終わりを悟りながらも受け入れきれず、背中を見送るしかない切なさが滲み出ています。嘘のない関係だったからこそ、別れがより深い痛みとなって響きます。言葉にならない思い、すれ違い、未練――それらがブルースとソウルの音に乗って溢れ出し、聴く者の心に静かに染み込むように仕上がっています。 ...
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