








**「燃える夜のワルツ」**
まだ終われない理由を
君の背中に探してる
滲む街灯 雨の音
もう愛じゃないと 気づいてるのに
すれ違いは小さな火種
黙ったままで 増えていく
言葉はもう 意味を失くして
残るのは 遠い鼓動
それでも指は離せない
思い出の熱 冷めきらずに
ねえ ただの過ちなら
こんなに胸が 焼けつくはずない
僕ら 燃える夜のワルツを
静かに踊り続けてる
崩れてく未来の上で
優しさの仮面をつけたまま
涙を知らないキスをして
嘘も真実になるまで
このまま 灰になるまで
ふたりで夢のふりをしよう
夜明けは近いって知ってる
だけど闇の方が落ち着く
正しさが正義じゃないって
誰より君が 教えてくれた
甘えあうには遅すぎて
でも憎むには優しすぎた
壊せない 壊れかけた
愛が今も邪魔をしてる
光る窓を背にした君
遠ざかる影が 綺麗だった
ねえ たとえ終わりでも
このダンスだけは 止めないでくれ
僕ら 燃える夜のワルツを
静かに踊り続けてる
言葉にできない想いが
指先にだけ 残っている
許しも祈りもいらない
君がここにいるのなら
痛みも愛の名残なら
抱きしめて終わればいい
この部屋に まだ君の香り
この胸に まだ名前がある
愛は煙 形を変え
でも消えてくれない
僕ら 燃える夜のワルツを
灰になるまで続けよう
もう戻れないふたりでも
最後の夜に嘘を灯す
笑って 何もなかったように
泣いて 何も見えぬように
このまま 燃え尽きるまで
夢の終わりで踊ろう
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