
まだ、きみを(Ballad)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/5/22 9:07
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**「まだ、きみを」**
なにもかもが おそすぎて
どこまでも きみだった
ゆびさきが まだ おぼえてる
ぬくもりも くちぐせも
ふいに消えた 冬のひかり
だれがあの日を やりなおせる?
きみじゃないひとを なんども見た
だけど どうしても
なにかが たりなくて
まだ きみを あいしてる
まだ そこに いるみたいで
ふりむけば かすかな影
なのに さわれなくて
きみのいない 朝がきて
コーヒーの味も かわった
たしかに 時間は進むのに
ここだけは とまってるまま
わすれようとして また思い出す
ふとした しぐさで
なにかが くずれてく
まだ きみを さがしてる
まだ こたえ ほしくて
よるのすきまに こぼれた声
いまも きこえてる
もしも もういちど
きみに ふれられたら
なにもいらない
なにもきこえなくていい
まだ きみを あいしてる
まだ ここで まっている
さよならも できないまま
いまも ここにいる
この歌は、別れた「きみ」への未練と喪失を静かにたどるバラード。日常のささいな場面にふと現れる記憶や、時間が進んでも癒えない心の傷を、繊細な言葉と静謐な音で描いている。感情を抑えたまま語るように歌うことで、むしろ深い愛と孤独が滲み出す構成。触れられない「きみ」への想いが、曲の終わりまで息づいている。
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