







**「月彩峠に星が降る」**
未来は霞んだ空の向こうで揺れていた
どんな言葉も届かず、想いは宙をさまよい
風に紛れ、静かに消えていった
砂浜に刻んだ誓いも
白い波がさらっていく
「忘れないよ」その言葉さえ
いつか消えてしまうのかな
旅路の途中、隣にいた君の温もり
それだけは忘れられず
言葉にならぬ想いが
夜空へと駆けていった
裸足で駆けた、夏の初恋
木陰に揺れる陽だまりの下
夢中で笑い、銀河に願いをかけた
季節は巡り、影は細くなり
それでも僕らは真っ直ぐに
永遠を信じていた
峠の坂道、「またね」と言った声
頼りなくも、確かに響いた
振り返る僕に、君は笑顔で手を振った
旅路の上で、短い時間
一緒にいたことだけで
強くなれた気がするんだ
想いは空へ溶けていく
月彩峠に星が降る夜
2人はそっと寄り添い歩く
散らばる幸せのかけらを拾い
未来へと静かに進んでいく
信じた永遠は、きっとこの瞬間
言葉にできずとも
心で輝き続ける
月彩峠に降る星のように
儚い“永遠”を
小指に宿しながら
月彩峠に星が降る
静かに、夜が更けていく
月彩峠に星が降る夜
言葉少なく、寄り添い歩いた
拾い集めた幸せのかけらが
僕らの道を照らしていた
静かに、静かに、夜は更けていった…
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