








**「君を探して」**
揺れるカーテンが 君を運ぶ気がして
そっと伸ばした手 触れられないまま
この部屋にはまだ 君の影が残る
消せない記憶が 胸を締め付ける
読み返した手紙は 破れたままで
滲んだ言葉が 心に突き刺さる
「さよなら」さえ言えずに 消えた温もり
今も指先に 残ってる
ほら僕の目は 君を探してる
どこを歩いても 君の姿ばかり探す
ほら僕の手は 今も覚えてる
最後に触れたあの日のぬくもり
街の片隅で 君を思い出して
人混みの中でも 君だけを探してる
名前を呼ぶたびに 苦しくなるのに
忘れることが できなくて
通り過ぎる季節も 僕を置いてく
君がいた景色だけが ここに残ったまま
「平気だよ」と笑って 嘘をついても
心の中では 泣いている
ほら僕の目は 君を探してる
振り返るたびに 幻を追いかける
ほら僕の手は まだ覚えてる
君の温もりが 指先に残ったまま
どこにいても 何をしても
君の面影が消えないんだ
時間だけが 進んでいくのに
僕はまだ あの日のまま
風がそっと頬を撫でる
ため息に混ざる君の名前
どんなに願っても届かなくて
僕はまた 君を探してる
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