
冬の旅(Pop)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/3/5 21:29
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**「冬の旅」**
海沿いの道を 北へと走る
錆びたガードレール 冬の波が砕ける
「函館で夜景を見よう」
無邪気な声が やけに遠く聞こえた
トランクの中 積まれた地図
どこへ向かっても 戻れないこと知ってる
白い観覧車 遠く霞んでく
君が指差した イルミネーション
凍えた指で触れたマグカップ
温もりさえ 消えていく
小樽の運河で 寄せた波の音
沈む街灯が 二人の影を伸ばす
「かまくらで飲む熱燗ってさ」
君が笑った けど目は伏せたまま
五稜郭の雪の上 並んだ足跡
振り返れば もう重ならない
湯気の向こうに 消えるラーメン
君がすする音 やけに愛しくて
けれど言えない 「もう少しだけ」
そんな言葉は 嘘になる
「この旅が終わったら」
言いかけた言葉
冬の風に さらわれていった
この歌詞は、**冬の北海道を旅する二人の関係の終わり** を描いている。函館の夜景や小樽の運河、五稜郭の雪景色など、印象的な風景を通して、二人の距離が少しずつ開いていく様子を表現。食事のシーン(熱燗やラーメン)も織り交ぜ、日常の温もりと別れの切なさを対比させた。「この旅が終わったら」という言葉が風に消えるラストは、未練を残しながらも避けられない別れを象徴している。 ...
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