**「山のリフレイン」**

ひんやりとした風が　頬を撫でる音がするの  
あなたの声が消えて　山だけが知っているの  
苔むす石に座って　心臓の鼓動数えてた  
深い深い緑の中で　私の影が揺れている  

遠い街のざわめきも  
この瞬間には届かない  
止まった時計の針みたいに  
ここだけが永遠になるの  

山のリフレイン　響く静寂  
あなたの言葉が　霧に溶けてく  
深呼吸して　問いかけるたび  
私の中で　何かが動き出す  

鳥のさえずりだけが　優しく包む耳元で  
「迷ってもいいよ」なんて　木々が語りかけてるの  
木漏れ日がこぼれるたび　嘘みたいに軽くなるの  
知らなかった自分の声が　少しずつ見えてくるの  

過ぎ去る昨日も未来も  
この場所では霞んでいく  
忘れたかった傷跡さえも  
山
山のリフレイン　響く静寂  
あなたの言葉が　霧に溶けてく  
深呼吸して　問いかけるたび  
私の中で　何かが動き出す  

山のリフレイン　鳴り響く風  
あなたが残した　温度を探して  
心の奥で　目覚める鼓動  
私の明日が　ここから始まる  

山のリフレイン　鳴り響く風  
あなたが残した　温度を探して  
心の奥で　目覚める鼓動  
私の明日が　ここから始まる  

山のリフレイン　歌う静寂  
あなたの名前が　空に散ってく  
ひとりの夜も　怖くないから  
私の未来が　ここから広がる  
 
山が教えてくれたの  
「迷うことが、進むことだよ」って  
だから今、私は私を歩いていくの