**「空に問いかけて」**

どれだけの道を歩けば
　人は人と呼ばれるのだろう
どれだけの海を越えれば
　鳥は安らぎを見つけるのだろう

どれだけの弾が飛べば
　もう戦いは終わるのだろう
友よ、それは空に問いかけて
　ただ空に問いかけて
 
どれだけの年月が過ぎれば
　山は海に溶けるのだろう
どれだけの時が過ぎれば
　人々は自由に生きられるのだろう

どれだけの涙が流れれば
　悲しみは消えるのだろう
友よ、それは空に問いかけて
　ただ空に問いかけて
 
どれだけの顔を向ければ
　人は空を見ることができるのだろう
どれだけの耳を持てば
　人は叫びを聞けるのだろう

どれだけの死が必要なのか
　人はもうあまりにも多いと気づくまで
友よ、それは空に問いかけて
　ただ空に問いかけて

どれだけの夜を過ごせば
　朝日は輝きを取り戻すのだろう
どれだけの愛を感じれば
　心は真実に触れるのだろう

どれだけの時を待てば
　平和の鐘が鳴り響くのだろう
友よ、それは空に問いかけて
　ただ空に問いかけて

空はいつも見守っている
　答えはすぐに見つからないかもしれない
でも信じて、問いかけ続けよう
　いつか風が、空が、教えてくれる