指先が忘れる前に
kazuo
Music(音楽)
:
2026/8/1 12:32
7
0
オリジナル曲♪
**「指先が忘れる前に」**
(ah... ah...)
ガムテープの跡 四角く白く浮く
壁の傷に 爪の先が触れる
えんぴつの高さ印 五センチ分の夏
嫌いになれたなら こんなに痛まないのに
窓枠に積もる 綿埃りひとすじ
好きなままの部屋を 出ていく理由もなく
まだそこにある まだそこにある
消せなかった傷も 笑い合った跡も
鍵を置いていく テーブルの上に
憎めないまま 私たちは終わる
冷蔵庫のあと 四角く色褪せて
既読のままの 通知が眠ってる
言い争った声も 抱きしめた腕も
どちらも本物だった それが一番つらい
カーテンレール 一つだけ歪んで
誰も悪くないのに 誰もいない部屋
まだそこにある まだそこにある
消せなかった傷も 笑い合った跡も
鍵を置いていく テーブルの上に
憎めないまま 私たちは終わる
指先が忘れる前に もう一度なぞる
嫌いになれたら、(楽だったのに)
えんぴつの線が 光に溶けていく
(好きなまま、さよなら)
まだそこにある まだそこにある
剥がれない傷も 五センチの夏も
ドアの向こうへ 歩き出しても
好きなままで 私たちだった証が
(まだ、そこに...)
壁の傷だけ そっと光っている
この曲は、別れを選んだ女性の視点から、部屋に残る痕跡を辿るように進みます。「えんぴつの高さ印」「既読のままの通知」といった具体的なディテールが、記憶の伏線として散りばめられ、サビで「まだそこにある」という反復フレーズが回収の役割を果たします。感情のカーブは、静かな観察(Verse)から、抑えきれない痛みの吐露(Bridge)へ、そしてラストサビでの感情的な満ち引きへと展開し、"嫌いになれない別れ"という矛盾した切なさを音像で表現します。残響に溶けるようなギターとハーモニーは、90年代インディー/シューゲイザーのリスナー層との親和性が高く、静と爆発のダイナミクスは配信プラットフォームでのリピート再生を誘発しやすい構造です。ノスタルジックで内省的な世界観は、SNSでの共感的シェアにも繋がりやすく、ニッチながら熱量の高いファン層の獲得が見込めます。 ...
execution time : sec


