霧の中でそっと(Dark Bluegrass Folk)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/12/19 8:52
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オリジナル曲♪
**「霧の中でそっと」**
朝なのに まだ 暗いですね
霧が 低くて 袖が 少し 冷たい
名前のこと もう 呼ばれないけど
今は 口に出さなくて いいかな
(…So Quiet)
(…Yes)
玄関に 靴が 一足あって
分かってるけど 見ないことに しました
鞄は 思ったより 軽くて
残ったのは 知らない部屋の 臭いだけ
泣けば 楽になるって
聞くけれど うまくは できませんでした
夜だけが 少しずつ
増えていったみたいです
(…So Long)
(…Still Here)
渡されたのは 別れじゃない
そう 思っていたいです
離れた手の ぬくもりを
思い出すと 動けなくなるから
(Just For Now)
(Gently)
台所の灯り 少し 明るすぎて
包丁の音が きちんと 響いています
慣れた手つきで ここを 家にしていく
間違っていないから
それが 少し つらいです
連れていけないって 分かっている目
それでも ちゃんと こちらを 見ていました
責められなくて 困ってしまいました
(He Was Trying)
(I Know)
渡されたのは 時間 ここまでで いいという線
越えない音が 胸の奥で 止まったままです
待っていても 変わらないこと 分かっています
(So Still)
(So Cold)
渡されたのは 未来 そう呼ぶには
細すぎて すぐ 消えそうで
信じきれないけれど
手放すことも できません
(It’s So Dark)
(But Still)
振り向かずに
理由も 探さずに
ただ
この手に残っているものが
――まだ
ほんの少し あたたかい
(Just A Little Warmth)
この歌詞は、誰かと別れたあとの日常を、女性が静かに振り返る独白として描いている。大きな出来事や強い感情を語るのではなく、靴の数、部屋の匂い、台所の音といった生活の細部を通して、心の奥に沈んだ感情がにじむ構成になっている。語り口は控えめで、断定を避け、言い切らないことで、喪失を受け入れきれない揺れを表現している。全体を通して希望はほとんど示されず、ただ時間が流れていく感覚だけが続くが、最後の一行で「まだ少しあたたかい」という身体感覚が残される。それは未来への確信ではなく、生きている証としての微かな余韻であり、静かな救いとして機能している。 ...
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