








**「ぶっ飛ばしてく夜」**
うるせぇ街ん中 黙って車出した夜
金なんてないし 夢なんかどっかいったけど
お前が笑ってさ「とりあえず走ろうぜ」って
そんときマジで 救われた気がしたんだよな
信号無視して 誰もいねぇ道
ライトに照らされた お前の横顔
ほんの一瞬だけど
世界がマシに見えたんだ
なぁ自由ってなんだよ
あれか?逃げんのか?
つかまえたと思ったら
すぐどっかいっちまうじゃんか
このまま夜をぶっちぎって
くだらねぇ全部 ミラーに置いてけ
心の中グチャグチャでもいい
走りながら考えりゃいいだろ?
ブレーキ壊れてんのが今は逆にいい
止まりたくねぇんだよ 今はさ
とっくに限界? 知るかバカ
行けるとこまで行ってやろうぜ
狭っ苦しい部屋 やっすい飯 壊れたテレビ
誰の人生だよこれって なんど思ったか
お前は仕事 俺はバイト 同じ繰り返し
笑えねぇ日々がずっと続いててさ
でも、なんだろな
お前の声だけはウソじゃなかった
金よりデカいもん
ほんとは気づいてたんだよ ずっと前から
怖ぇよ 本当は
この先なんて真っ暗だしさ
でももう戻れねぇし
戻りたくもねぇんだよ
お前が「行こうぜ」って言ったとき
心のどっかで叫んでた
あぁ やっと誰かと一緒に
何かをぶっ壊せるって
このまま夜をぶっ飛ばして
全部全部過去に蹴っ飛ばしてけ
涙も怒りも ぐちゃぐちゃのまんま
今だけは嘘つきたくねぇ
心配すんな 未来なんてあとでいい
今だけ信じさせてくれよ
俺は今、生きてる
その感じだけで充分だろ?
なぁ… あの夜の匂い
風、街、エンジン、笑い声
全部まだ残ってるよ
忘れられるわけねぇじゃんか
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