








**「たぶん、運命じゃない」**
「しんどくない?」 そっと聞いたら
「マジ余裕、心配しすぎw」
強がるクセ もうバレてるよ
目そらすのズルくね?
夜のコンビニ ふたりきり
缶コーヒー 半分こして
「ヤバ、星めっちゃキレイじゃん」
君はスマホ向けて笑う
落書きしたノートの隅
「まだ終わりじゃないっしょ?」
「だよな、終わらせねぇし」
って、ふざけて手を叩いた
たぶん、運命じゃない
たまたま出会っただけで
でも、そんな偶然でも
本気で大事だったんだ
なぁ、君と見たこの夜空は
今も胸に焼き付いてる
病室のベッド ふざけながら
「なぁ、夜逃げしね?」
君が笑ってそう言うから
「アリじゃね?」って返した
「ちょいビビるかも」って言ったら
「バカ、隣いんじゃん」って
「オーケー?」 「オーケー。」
それだけで全部わかった
たぶん、運命じゃない
神様とか興味ないし
だけどさ、好きになって
ちゃんと笑えたんだよな
なぁ、君が最後にくれた言葉
今もずっと響いてる
手伸ばせば触れる距離
なのに遠すぎる君の声
「なぁ、また会えんの?」
「当たり前っしょ」
今も信じてる
たぶん、運命じゃない
奇跡とかどーでもいい
でも、ここにいたことだけ
絶対ムダじゃなかった
なぁ、君と見たこの夜空は
今も胸に光ってる
「オーケー?」 「オーケー。」
ずっと忘れねぇよ
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