**「凍える山の上で」**

「ここで少し休もうよ」  
冷たい風が心を刺す  
震える手で支えた言葉  
あなたの背中、遠く感じる  

「もう少しだけ進もう」  
白い息が消えていく空  
険しい道、止まる怖さに  
足を進める理由を探す  

雪が覆う記憶の傷跡  
 崖の先に希望はあるのか  
それでも今、同じ道を  
選んだことを信じてる  
 
あなたと過去を越えたくて  
君の孤独を温めたくて  
凍える山の上で誓った  
赦しも痛みも抱きしめながら  

「君を守れるかな」なんて  
声に出せない思いが巡る  
吹雪の中、手を伸ばすたび  
自分の弱さが突き刺さる  

「あなたを信じていいのかな」  
振り返るたび揺れる心  
過去の影が胸を締め付け  
前を向く勇気を試してる  

 凍りつくこの関係さえ  
少しずつ溶ける日が来るの？  
冬の終わりを越えていこう  
手をつないで離さずに  

あなたの声に支えられて  
君の涙をそっと拭いて  
 凍える山の上で叫んだ  
赦しと愛を胸に抱きしめて  
 
 もし一人になっても  
もし君が立ち止まっても  
雪解けの水のように流れて  
二人の道がまた繋がる  

あなたを愛してる、それだけ  
君を守りたい、それだけ  
凍える山の上で見つけた  
希望も絶望もすべて抱いて  
春迎えに行こう、二人で