**「さよならの代わりに」**

春風がさらう駅のホームで  
君の声だけ耳に残る  
「愛していたよ」と笑う横顔  
触れられない未来が痛い  

さよならの代わりに名前を呼んだ  
届かぬ想いが空へ消える  
戻れない日々が胸を叩いて  
君の影を探してる  

波音静かなあの日のカフェで  
語り合った夢はどこに行った  
時の流れに千切れた約束  
胸の奥で今も揺れる  

さよならの代わりに涙を飲んだ  
溶けた言葉が胸に染みる  
繋いだ手のぬくもりが今も  
僕の心に生きている  

過ぎる季節が景色を変えても  
君の笑顔は色褪せない  
風が吹くたび心に蘇る  
二人だけの春の記憶  

さよならの代わりに歌を捧げた  
届かぬ声が空に響く  
君がいた日々が胸を包んで  
今も僕を生かしてる  

さよならの代わりに歌い続ける  
君の記憶が風になるまで  
愛は終わらず胸で息づく  
この空の下で