孤高の星(Folk)
kazuo
Music(音楽) : 2024/12/18 13:52
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kazuo
Music(音楽) : 2024/12/18 13:52
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**「孤高の星」**
霧の山道ひとり進む
足跡は風に消されていく
指先に触れる岩の冷たさ
胸の奥で熱が宿る
すべての声を拒んで
静寂(しじま)に耳を澄ませば
山頂(てっぺん)に輝く孤高の星
僕を呼ぶ、ただ一つの光
追い風も、逆風も
意味なんて探さない
ただ登る、ただ生きる
この空を裂いていく
孤独な心を抱きしめて
僕は星になる
谷間に響く誰かの笑い声
遥か彼方、夢か幻か
振り返るたびに遠ざかる
ふもとの温もり、手の届かぬ灯(あか)り
恐れと希望が絡み合う
命の綱が切れる音
けれど僕は背を向けない
見上げる星が導くから
悲しみも、痛みさえ
背負うための道具なら
今を越え、息を切らし
この身体を削っても
孤独な誓いを貫いて
僕は星になる
雲の切れ間、手を伸ばして
掴めるのは空虚な闇か
それでも足を止めないのは
生きている証を知るため
凍てついた空気の中
胸を裂く風が吹いても
ただ登る、ただ進む
魂が叫ぶ限り
孤独な頂で微笑んで
僕は星になる
ひとりでも、その先へ
孤高の星が照らす道
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