ひとひらの記憶(folk)
kazuo
Music(音楽) : 2024/12/2 16:15
4 0
kazuo
Music(音楽) : 2024/12/2 16:15
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**「ひとひらの記憶」**
机に残る滲んだ文字
指先が触れるたび震える
君と交わした短い日々が
今も静かに息をしている
夕暮れ染まる川のほとり
背中越し見た君の横顔
時間はただ進むだけなのに
あの瞬間だけ動けない
ひとひらの記憶が胸を叩く
声にならない恋の残響
触れられなくても確かにある
君がいた日々のあたたかさ
風が運ぶ木々の匂い
君の笑い声、耳に響く
戻らないこと、知っているのに
遠い景色に影を探す
忘れられない約束が
今も深く心を縛る
薄紅の花びらひとつ
手の中でそっと崩れていく
ひとひらの記憶が時を超えて
未来をそっと繋いでいく
消えゆく命の儚さと
君が教えた永遠の形
あの空を見上げるたび
君が隣にいる気がする
ひとひらの記憶を胸に抱き
また歩き出す、今日という日を
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