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二つだけ渡せる(Dramatic Rock Ballad)
二つだけ渡せる(Dramatic Rock Ballad)


二つだけ渡せる(Dramatic Rock Ballad) 更新
投稿者 kazuo さんの画像をもっと kazuo    
タグ カテゴリ Music(音楽)     前回更新: 2026/10/7 5:26    
ヒット数 7   コメント数 0    

オリジナル曲♪
 


**二つだけ渡せる**

**「二つだけ渡せる」** 

君の寝息を数えて 朝まで眠れない夜
欲しいと思う それは嘘じゃない
必要だと思う それも本当
なのに最後のひと言だけ 喉の奥で錆びついたまま
期待なんてしないでくれ 先にそう言っておく
傷つくのは君じゃなくて 俺のほうだから
(don't look at me like that...)

泣かれる前に笑ってみせる 振られる前に背を向ける
ずるい俺を 君は全部知ってて
それでも袖を離さない
(hold on... hold on...)
(please don't ask me...)

欲しい 必要だ 触れていたい
差し出せるのは それだけなんだ
愛してると言えば 嘘になりそうで
半分の本当を抱いて 君の前に立ってる
(I can't say it... no, I can't...)
(it's true, it's true, but not the whole of it...)
それでも溺れてくれるのか こんな俺に
(drown with me... ahhh...)

君が「ちゃんと言って」と泣いた夜
壁の染みばかり見てた 情けない顔で
独りになるのが怖いだけなのかもしれない
それを愛と呼んでいいのか 俺にはもうわからない
君の声が止まると 胸のどこかが痛むのに
その痛みの名前を 口にする勇気がない
(say something... anything...)

嫌いになってくれたら 楽になれるのに
行かないでくれと 言う資格もないのに
この手だけが 君を探してる
(don't go... don't go...)
(my hands are shaking...)

欲しい 必要だ 触れていたい
差し出せるのは それだけなんだ
愛してると言えば 誓いになってしまう
守れないかもしれない約束は 怖くてできない
(I can't promise... no, I can't...)
(you deserve the whole of it...)
それでも隣で眠るのか こんな俺と
(sleep beside me... ahhh...)

もし君が背中を向けたら
追いかけられずに 立ちつくすだろう
そのとき初めて 気づくのかもしれない
言えなかった言葉の重さに
(too late... too late...)

欲しい 必要だ 触れていたい
それは本物 誰にも嘘とは言わせない
愛してる そのたった一言の手前で
足がすくんで 声が裂けて 涙だけが先に落ちる
(I want you! I need you!)
(but my heart won't open...)
(I can't say it! I can't say it!)
こんな俺を 見捨てないでくれ
(please, please, please...)
二つだけの俺で それでもいいと言ってくれ
(say it's enough... ahhh... yeah-eah-eah...)

言えないまま 夜が明けていく
(I'm sorry... ahhh...)


愛しているのかと問われても、男は答えを持てない。欲しい、必要だ、触れていたい。その気持ちは確かに本物だが、最後のひと言だけは嘘になる気がして口にできない。物語の核は、この「本物なのに足りない」という残酷な中間地点にある。第一ヴァースで男は、期待しないでくれと先回りして予防線を張る。傷つくのは彼女ではなく自分だと言うが、本当は拒まれる痛みから逃げているだけだ。第二ヴァースでは、独りになる恐怖が愛とは別の依存かもしれないと自覚し、痛みの名前を呼べない弱さが露わになる。ブリッジで彼女が去る想像をして初めて、言えなかった言葉の重さに気づく。この気づきが転調の爆発を生む。ラストサビで男は取り繕いをすべて失い、涙と裂けた声のまま、見捨てないでくれと縋る。誠実さを求める彼女に、不完全な自分を丸ごと受け入れてくれと願う身勝手さが、病的な依存として噴き出す。しかし言葉は最後まで届かず、夜明けのピアノの中で未完のまま終わる。愛の欠片と臆病さが同居する、救いのない告白の物語である。 ...


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