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還りゆく土(Andean Folk)
還りゆく土(Andean Folk)


還りゆく土(Andean Folk) 更新
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タグ カテゴリ Music(音楽)     前回更新: 2026/8/16 17:50    
ヒット数 5   コメント数 0    

オリジナル曲♪
 


**還りゆく土**

**「還りゆく土」** 

二十歳で背負った 風呂敷ひとつ
訛りを飲み込んで 標準語に着替えた
ビルの隙間じゃ 空すら見えん
「稼げりゃ ええんじゃ」と 笑って出て行った
(mm-hmm, mm-hmm...)

満員電車で 揉まれるたびに
畑の畝の 広さを思い出す
名刺の肩書き 増えても増えても
腹の底には なまりが残っとった
(mm-hmm, mm-hmm...)

うちは畑で 種を数えとった
あんたの手紙 崩れた字が混じっとった
煙突の煙が 故郷の霧に見えて
待ついうことも ひとつの仕事やった
(oh... oh-ohhh...)

季節はぐるり 四周りも過ぎて
畑の畦に 白髪増えていく
それでも夜は 星を数えながら
あんたの帰りを 諦めんかった
(oh... oh-ohhh...)

夢は敗れた ビルの隅っこで
誇りだけ抱えて 帰れんかった
けど土はいつも 同じ匂いで待っとる
(come on, come on, come on!)

雑踏が消えて 畑の風が鳴る
涼しい闇が こんなにも優しい
不器用でも 土地は裏切らん
生まれた場所へ 二人で還ろう
(ohhhhh, yeah-eah-eah, stay with me!)
(we're going home, going home now!)
(oh-oh-oh, going home now!)

現場じゃ「兄さん」て 呼ばれ続けて
名前忘れかけた 夜もあった
それでも辞めんかった 意地じゃのうて
畑に還る 資格欲しさやった
(mm... mm-hmm...)

うちも意地張って 誰にも言わんかった
「あんたが選んだ道や」と 独りごちて
それでも軒先の風鈴が鳴るたび
帰ってくる音かと 振り向いてしもうた
(oh... oh-ohhh...)

ぎこちない愛しか やれんかったな
それでも十分やった 黙って待ってた
煙突より 土の匂いが ずっと好きや
(yeah... yeah... yeah...)

汽車の窓に 映る畑の色
あの日出てった 若造の顔もまだ映る
けど隣におる あんたの横顔が
なにより確かな 帰る場所やった
(yeah... yeah... come on home...)

雑踏が消えて 畑の風が鳴る
涼しい闇が こんなにも優しい
都会の言葉も もう要らんのや
生まれた場所へ 二人で還ろう
(ohhhhh, yeah-eah-eah, we're home again!)

(born from the soil, we return to the soil!)
(born from the soil, we return to the soil!)

土の壺に そっと還ろう
涼しい闇で 手を繋いだまま
(ohhh... ohhh...)


若くして故郷を捨てた夫婦の物語。夫は都会で出稼ぎ労働者として働き、標準語に着替えながらも誇りを抱え続ける不器用な男。妻は畑で種を数えながら、崩れた字の手紙を待ち続けた。都会の煙突や雑踏の喧噪と、故郷の畑や涼しい闇の静けさが対句的に繰り返され、夢破れた挫折と、それでも変わらず残る帰るべき土地との対比を描く。サビでは雑踏が消え、畑の風が鳴る場面転換とともに、二人が土地へ還る決意が歌われる。ブリッジでは夫が「ぎこちない愛しかやれんかった」と吐露し、妻が「それでも十分やった」と静かに応える夫婦の情感が核心。ラストサビでは都会の言葉すら不要になり、「生まれた場所へ二人で還ろう」という帰属の安堵が最大化。土から生まれ土へ還るという死生観を、老いた夫婦の人生に重ね合わせ、喪失から安堵へと至る感情軸を、素朴でリアルな情景描写を通じて丁寧に描いている。 ...


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