残像(Emotional Country Ballad)
kazuo
Music(音楽)
:
2026/2/4 13:39
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オリジナル曲♪
**「残像」**
カーテンの隙間 朝の白い線
昨夜のグラスに 指の跡が残る
床に落ちた影が あなたの形で
まだここに 立っている気がした
窓の外 バスの音
同じ時刻 同じ距離
世界は進むのに
あなたの時間だけが 欠けた
コートの袖に 残る匂い
抱きしめた秒が まだ温い
いつ戻るか 聞かなかった
聞けば 壊れそうで
行かないで じゃなくて
消えないで それだけ
時間があなたを 連れていっても
ここにあった 確かさだけは
(Stay with me)
キッチンの椅子 ひとつ多いまま
使われない 朝が増える
雨の跡 歩道に映る空
踏めば揺れて 消えるみたいで
あなたみたいで
未来を 知る目で
今を 抱いたね
信じるしか なかった
それが 愛なら
戻れない道を 選んでも
後悔は 置いていかない
(Hold on)
クローゼットの奥 箱の底
小さなメモ 短い言葉
「大丈夫」 それだけで
一日が 終われた
夕暮れの色が 早くなって
季節が 追い越していく
私は 立ち止まって
音だけ 聞いている
夜の交差点 信号の青
渡り切る前に 変わるみたいに
会える時間は
短くて 別れは
いつも 先に来る
変えられない 未来より
今の 体温を
さよならは 言わない
言えば 消えるから
時間の外で
あなたを 呼ぶ
目に映るもの
すべてに あなたが
混ざる それでも
私は 生きる
(Love remains)
(I’m here, I’m here)
洗い終えた カップの底
小さな欠け 指でなぞる
残ったのは 痛みじゃない
残像だけ
朝の白い線 少し薄く
それでも 消えない
私は ここ
この歌詞は、時間による別れを「目に映る風景」を通して描くことで、説明を排しながら物語を立ち上げています。部屋に残る痕跡、朝の光、使われない椅子など、日常の静かな描写が積み重なり、失われた存在の大きさを浮かび上がらせます。語り手は運命を変えられないことを理解しながらも、相手の温度や声といった“今”の感覚にすがり、生き続ける選択をします。感情は叫ばれず、抑えられた言葉の隙間に沈殿し、後半で視界すべてに相手が重なる感覚へと到達します。喪失は完全な終わりではなく、消えない残像として現在に溶け込み、静かに生を支え続けていることが示されています。 ...
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