微かな仕草、揺れる木々(folk-pop)
kazuo
Music(音楽) : 2025/1/10 13:45
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kazuo
Music(音楽) : 2025/1/10 13:45
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**「微かな仕草、揺れる木々」**
袖口を直すその指先に
朝露の冷たさが残る
風がそっと髪を揺らして
言葉の代わりに問いかける
苔むした石段の隙間から
覗く小さな紫の花
触れれば壊れてしまいそうな
その儚さ、心に灯る
ひとつの仕草、ひとつの風景
静かに世界が息をしている
誰にも気づかれないまま
そっと紡ぐ、秘密の物語
本のページをめくる音が
山の静けさに溶けていく
まつげに光る涙ひと粒
消える前に見つめた瞬間
窓辺に置かれた錆びた時計
針の動きが止まったままで
それでも、かすかな影が踊る
午後の陽射しに包まれて
小さな音、小さな仕草
その中に無限の物語がある
木漏れ日に揺れる葉の影
優しく刻む、秘密の瞬間
誰かが踏みしめた足音に
耳を澄ませば記憶が目覚める
見逃しそうな微かな景色が
私の中で永遠になる
ひとつの仕草、ひとつの風景
見過ごされそうな命の証
ささやかな光を胸に抱いて
また歩き出す、秘密の山へ
その手がそっと拾い上げた
小石の重さに宿る世界
風に消えた小さな仕草
それでも、忘れられない瞬間
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