**「道の先で待っている」**

風が運ぶ野の香り　田んぼの向こう側
君が立ってた　白いシャツが揺れる
言葉少なくても　その目で語る想い
遠い町からやってきた　君に恋をした

道の先で待っている　君が笑うなら
どんなに遠くても　必ず迎えに行く
約束はまだ言えないけど
この心が伝わるまで　ずっとこの道を歩いてる

夕焼け色の帰り道　かごに入れたお弁当
君のために作ったよ　ただそれだけで嬉しくて
小川のせせらぎに　ふたりの足音重ねて
遠ざかる背中を　見つめて祈る毎日

道の先で待っている　いつか振り返って
君が笑顔で　またここに戻るなら
言葉はなくても分かるよ
この想いは消えないまま　ずっと心に咲いている

初めて出会った季節　色鮮やかな花の道
その道を歩いた日々が　僕らを繋いでいく
記憶に刻んだ君の姿　今も眩しくて

道の先で待っている　いつか君に会える日
すれ違う季節も　君だけを想っている
遠く離れても心はひとつ
ずっとずっと待っているよ　道の先で

風が止んで　静かな夜
月の光が照らす道　君を待ちながら
僕はまた歩き出す　初恋のきた道を