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春に置いてきた手(Balkan Folk)
春に置いてきた手(Balkan Folk)


春に置いてきた手(Balkan Folk) 更新
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タグ カテゴリ Music(音楽)     前回更新: 2026/10/9 21:28    
ヒット数 1   コメント数 0    

オリジナル曲♪
 

  
**春に置いてきた手*

**「春に置いてきた手」** 

(ahhh...)

野花が揺れる 朝の道
子らの笑い声が 風に溶けてゆく
私の旅鞄は 坂の途中
擦り切れた持ち手が 母の名を呼ぶ

窓あかりの数だけ 食卓がある
どの湯気も 私の席を知らない
(hold the light...)
(oh-oh-oh... falling...)

春よ 来ないで 来ないでいいのに
花が笑うほど 影が濃くなる
祝う輪のなか 私だけ空っぽ
帰る場所は 雨の向こう
(spring... spring...)
(ahhh-ahhh... oh-oh-oh!)
(let it bloom... let it hurt...)

濡れた石段 白い花輪
編む指だけが 去年を覚えてる
別れの夜に 結んだ紐は
ほどけぬまま 掌に残る
(mmm...)

笑顔の隙間に 溜息を隠して
踊る足だけが 嘘をつけない
(oh-oh... dance... dance...)
(ahhh... don't look back...)

春よ 来ないで 来ないでいいのに
花が笑うほど 影が濃くなる
祝う輪のなか 私だけ空っぽ
帰る場所は 雨の向こう
(spring... spring...)
(ahhh-ahhh...)
(let it bloom... let it hurt...)

灯りを消せば 星は近い
星の下なら どこも故郷
(ahhh... ahhh...)

春よ 来ていい 来ていいから
花の下で 泣かせて
祝う輪のなか 私はここにいる
帰る場所は 歌のなか
(ahhh!)
(oh-oh-oh-oh!)
(hey! hey!)
(let it bloom!)
(let it hurt!)
(ahhh-ahhh-ahhh... sing it all!)
(we are still here...)

春に置いてきた手を
もう一度 空に伸ばして
(ahhh... ooh...)
(mmm...)


春は再生と祝福の季節だが、語り手にとっては逆に作用する。Verse 1で坂の途中に立つ「旅鞄」は、流浪の身の象徴である。擦り切れた持ち手が母の名を呼ぶ描写は、帰れない故郷への未練を、手に残る感触として示す伏線になっている。Pre-Chorusでは、窓あかりの数だけ食卓があるのに、どの湯気も自分の席を知らない。他人の幸福の数が、そのまま自分の不在の数になる。 サビの「春よ 来ないで」は季節への拒絶ではなく、花が明るいほど影が濃くなるという痛みの告白である。憂鬱は動けない重さとして「空っぽ」に、憂いは遠い人を想う細い痛みとして「雨の向こう」に宿る。Verse 2の「ほどけぬ紐」は別離の夜の約束の伏線で、編む指だけが去年を覚えている。二度目のPre-Chorusでは、笑顔の下に溜息を隠し、踊る足だけが本音を漏らす。 ブリッジで灯りを消すと視点が反転し、星の下ならどこも故郷だという気づきが生まれる。転調とともに感情は拒絶から受容へ移り、ラストサビでは「来ていい」と春を許し、泣くことを自分に許す。帰る場所は地図上の土地から歌そのものへ置き換わる。アウトロで空へ伸ばす手は、喪失を抱えたまま生きる決 ...


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