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1982年6月12日〜13日、北アルプス白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳を歩く
若さ故に出来たのか、猿倉から白馬大雪渓を辿り、白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳は2日掛りの行程である。重いザックを背負い、切り刻まれたクレパスを避け、ルートファインディングに悪戦して朝日岳山頂に着いたのは午後の7時を回っていた。2日目は、朝日岳から蓮華温泉に下り、車にて登山口の猿倉に戻った。メンバー全員へとへとに疲れきってしまったが、オフシーズンの山歩きの素晴らしさを満喫した山行だった。
上の写真は、「小桜ガ原」雪倉岳〜朝日岳からの眺めである。中央右手の尖った山は旭岳2867mで、ここから左手に競り上がったピークが白馬岳2932mだ。手前のどっしりした山は雪倉岳2611mで、左端のなだらかな山は小蓮華山2769mである。旭岳や雪倉岳は、白馬岳山頂から見ると、小さな脇役に過ぎないが、こちらの方角から眺めると堂々とした山容である。白馬岳から朝日岳までは、大きなアップダウンが続き、時には雪壁やクレパスで行き手を遮られるので、紆余曲折したルートファインディングを強いられた。
下の写真は、朝日岳2418mである。夏道は閉ざされているので、急な雪面を縫うように山頂まで直登した。夕闇が迫る中、白馬岳までの道程を振り返ると、余りの遠さに驚かされた・・・。https://files.me.com/furaibou/4vod0q
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