天売の潮騒(Enka)
kazuo
Music(音楽)
:
2025/2/24 19:37
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**「天売の潮騒」**
ウミネコが舞う 天売の空に
君と見上げた 夕焼けの影
沈む陽が揺らす 静かな波に
ふたりの足跡 そっと滲んでいく
「ずっとここにいたいよ」
その言葉さえ 風にさらわれた
天売の潮騒に消えた君
遠ざかる汽笛の響き
伝えられなかった言葉が
波間に溶けていく
「好きだった」ただそれだけで
引きとめることもできなくて
君の背中を ただ見送る
白いカモメが デッキを巡り
朝の風が 頬を撫でる
君は小さく手を振ったまま
涙をこらえて 目を伏せた
「またね」と微笑むその声が
エンジンの音に かき消された
天売の風がさらっていく
ふたりの時間も 夢のように
戻れない日々を数えて
涙がこぼれた
「好きだった」それだけが
胸の奥で響いて
今も君を ただ探してる
凍える浜辺に残る足跡
白い霧が そっと包む
最後の言葉を呼びかけても
北風が遠くへ運んでいく
天売の波が静かに泣く
ふたりの記憶を さらいながら
伝えられなかった想いさえも
星のように光る
「好きだった」それだけで
変わる景色が切なくて
君の笑顔を 追い続ける
春が来ても 風は冷たい
海の向こうに 君はいない
それでも今も ここにいるよ
解説: 北海道の天売島を舞台にした別れの悲しみを描いています。 ウミネコの鳴き声や波の音、フェリーの汽笛といった自然の音が、二人の関係の終わりを象徴しています。 繰り返される「好きだった」という言葉が、伝えられなかった思いを強調し、切なさを深めます。 冬の訪れや凍える浜辺といった季節感が、別れの寂しさとともに心に残ります。 時間と距離が隔てても、心の中で相手を追い続ける姿が描かれています。 ...
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