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kazuo さんの日記

 
2018
2月 25
(日)
13:10
本文

乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称。

過去、冬2回挑戦が2回とも強風で断念。
今度こそ・・・悲願の乗鞍岳登頂。

前夜は吹雪になっていたので朝方は風が止むのを期待し出発する。
支度をしていると先行者がスキー場を登っているヘッデンの光が見える。
天気予報は曇り、乗鞍岳山頂付近の風は午後12時に風速17mから少しずつ弱まる予報。
絶好の登山日和なのかもしれない。圧雪車が通るゲレンデの脇ををひたすら登る。
リフト頂上付近でスノーシューを履く、先行者のスキーのふみ跡を辿る。
今回は曇りで風がなさそう、気温-10度それほど寒くないが
朝から体調が良く無い、ツアーコース終点先で高山病になったらしく
頭がガンガンし、お腹も痛く持ってきたパンも食べたくない水も少しだけ...
風が強い稜線に出る。相変わらず風があるが体が飛ばされるほどでもない。
視界もあり気温がー16度とあまり低くないが手足が冷たい。
ココからスローペースになりやっと肩の小屋口に着く。
スノーシューからアイゼンに履き替える。肩の小屋周りの予定を変更し、
直登を選ぶが予定コースだと雪深くアイゼンでは潜ってしまう。仕方なく左に回り込み
岩場の窪みを狙い急斜面を登る...。アイゼンは程よく利いていて登れるが
水が飲めないためか今度は太腿が釣る。それも両足交互にくる。
ザックに着けたペットボトルの水が凍って蓋が空かない。
頭痛、吐き気、腹痛、山姥は手足が痛いから早く登れと言うが3歩進んで
ゼーゼー呼吸が苦しい。足は大丈夫なのだが体が付いていかない?
頂上稜線直下で2人組と出会う、もう直ぐだから頑張ってと言われる。
下に目を向けると2人組と数人が登ってくるのが見える。
っが稜線から覗くと誰も居なくなっていた。強風で撤退したらしい。
頂上稜線はもっと風が強く展望も霞んでいる。山頂小屋から剣が峰が遠くに見える。
このジレンマで山頂到着が2時間で登れる予定が2時間半かかってしまった。
山頂は誰もいなかった。温度計は-19度を指している。
もう1時を過ぎているのに風は一向に弱まるどころか強まっているような・・・。
360度カメラ(シータ)も寒さの為機能しない。
ザックに着けたスントの時計も13:01で止まる。神社で一杯のお湯が有難い。
早々、記念写真を撮り下山にかかる。10時間の予定が体調悪く12時間かかってしまった。


乗鞍高原 第7駐車場 (休暇村駐車場)
マップコード: 620 418 296*46
〒390-1513 長野県松本市安曇鈴蘭4307−1
36.114995,137.613254


乗鞍岳

 

休暇村乗鞍高原駐車場からゲレンデを登る

日が伸びたので6時でも明るくなってきた。

今日はとても静かで登頂できるような予感。

ゲレンデも結構急です。

急斜面のかもしかリフト最上部に到達。

かもしかリフト最上部から振り返る。

ココからスノーシューを履く。

ツアーコース終点。

ツアーコース終点から急斜面を登ると稜線に出る。
過去2回、強風のためここで撤退場所だ。

視界が明け山々が見える。乗鞍岳しては風もそれほど吹いていない。

天気も上々だ。

肩の小屋口はもうすぐ。

肩の小屋口のトイレ脇ででアイゼンをつける。
ココも風除けになっていなく寒いよ。少しパンを食べ水を飲む。

オーバー手袋外せなくあまり写真が撮れません。
中間辺りまで登りました。真ん中左が肩の小屋口です。

見上げるともう直ぐ稜線、急斜面です。

稜線登り切り蚕玉岳(2979m)へ。

蚕玉岳(2979m)から最後の登り。

振り返ると朝日岳、右下は頂上小屋。

剣が峰到着。やはり今日は登頂日和だった。

寒くて 手がしびれ震えが止まらない。

テルモスのお湯を少し飲んだが寒く長居は無用といったところ。

時々強風が吹くので、直ぐ下る。

霞んではいるけど景色はいい。

指が感覚がなくなり、景色見る余裕がなかった。

下りは早い。

稜線から右に下る。

ピッケルにするか迷うも慎重に下りれば大丈夫そうなので下りる。

急斜面トラバース真っ白で傾斜がわからん。

やっと安全な斜面まで降りてきました。

深い雪を潜りながら肩の小屋口へ最短距離を下り振り返ってビックリ一番急な所を降りていたが、ゴーグルが曇っていてよく分からなかった。

下に何人か居るのが見えます。

-肩の小屋口でスノーシューを履き替え下山します。

だらだらと下山。

振り返ると乗鞍岳の山々の上に陽が差しています。

最上部のコース急斜面で迷っていると監視員がもう終わりだから降りやすい所下りていいよって言ってくれたので助かりました。

かもしかリフト最上部

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